2018年10月13日、総会を終え2018-2019シーズンが始まりました。
総会の会場となった「手打ち 如月 徳」は満席で外は寒いくらいだったのに、店内は熱気ムンムン。懇親会では、スキー談義で盛り上がりました。
年に1回のスキーが厳しくても…
今シーズンもたくさんの方と一緒にスキーをしたいと思う一方、年々、仕事や家庭の事情で昔のようにクラブ行事に参加するのが難しいクラブ員も少なくありません。
「スキーに行くのはハードルが高い」という方、1年に1回の参加が「やっと」という方、事情はどうであれ、みなさんの厳しい状況を認識しています。
そのような状況も踏まえ、エスプリでは、雪上行事のほかにトレーニングというメニューも提供しています。この頃では、スキーに特化したトレーニングというより、運動不足解消であったり、日頃使わなくなってしまった体幹トレーニングだったりとソフトな運動になっているので、とっつきやすいかなと思います。
雪上でなくても、参加してくれて、仲間と会える喜びを感じていただけたらな、と思っています。
エスプリのクラブ員たちはまっすぐな人が多い
総会に出席してくれたクラブ員、今回は欠席だったけれど近況をクラブに寄せてくれたクラブ員の方などエスプリのクラブ員は真摯にスキーに向き合ってくれている人たちばかりです。その方たちの多くは、行事の参加がままならないことで、後ろめたさを感じてしまっているようです。
しかし、ここ数年、総会でクラブ員の方たちの話を聞いていますと、少しずつ状況が変化してきたようにも思えます。ちょっと頑張れば行事に参加できるかもと考えてくれる方もいるようで、スキーへ関心が向き始めているような気がしてなりません。
その証拠にスキー技術の情報にとても敏感。後れを取っていると焦りを感じているようです。
確かに、秋ともなればトレーニングで実践式のシミュレーションをしたり、雪上でもなるべく最新情報を織り交ぜているので、参加していなければ、その話は聞けませんし、練習もできません。
焦らないで
焦ってしまって、参加者に教わったり情報交換したりという声が漏れ聞こえてきます。気持ちはよくわかります。けれども、オフトレーニングにしろ、雪上練習にしろ、その時のコンディション(天候、雪の状態、体の調子など)や参加者の状態(スキルや体ができているかどうか)によって進行を変えているのをご存知でしょうか?
練習メニューに至っては、コーチがゴールを設定して、それに向かってアプローチしていくので、現場にいてはじめて成果が上がるわけです。ましてや、固い雪で練習したものを柔らかい雪だったり、平滑なバーンで練習したものを急斜面でできるわけはありません。
それよりもエスプリでは、来てくださるのを待っています。スキー人口が減り、厳しい状況が続いているなかで、1人でも参加してくださるクラブ員が増えるのをずっと待ち続けて今日に至ります。待つのは「自信」があります。
どうぞ、焦らずにスキーができるようになったら、参加してください。
総会しか参加できない、などと思わずに、それでも元気な顔を見せてくれるだけでもうれしいものです。会えなくても近況を寄せてくれるだけで、やりがいが生まれます。
みんなの顔を見に来たって感じで…
新しいスキー技術に後れを取ってしまったから「スキーはもう無理」とは思わずに「みんなの顔を見に来た」とか「なんか新しくなったって?」などと気軽に参加してください。たとえ日帰りでも仲間と一緒にスキーをすると楽しいです。
でも不思議です。スキーはそもそも1人で滑るのに、みんなで一緒に滑ると楽しくて、平日1人で滑るとあまりおもしろくない…ですよね?
だから、お待ちしていますよ。これからもずっと。